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舞台女優を目指していた私が選んだ「派遣」という働き方

 子供の頃から演劇部等に所属し、お芝居という表現方法にずっと魅せられてきました。短大進学と同時に夜間の演劇専門学校に入学。特に劇団には所属しませんでしたが、知り合いからのオファーなどを通じて舞台活動を続けました。
 本格的に女優を目指そうと考えていた私には、「正社員として就職する」という考えは初めからなく、短大卒業とともに派遣社員への道を選びました。稽古のスケジュールはけっこう不規則でしたので、その方が都合がいいというのもありましたね。
 結果的に「演劇人として生きていくのは簡単なことではない」と、最後に一人芝居を思い切りやりきって女優への夢はあきらめましたが、その後も働き方は変わっていません。最初から正社員という概念がなかったせいか、なんだかそれが自然なんですよね。ひとつの職場に執着する気持ちもあまりありませんし、いつもニュートラルでいたい私の性格に合っていたんだと思います。

今の仕事がきっかけで「ビジネス実務法務」を取得。次はTOEICに挑戦!

 ずっと大手の人材派遣会社で仕事を紹介していただいていたのですが、時期によってはなかなかうまくいかないときもあります。登録スタッフの人数が多いので、私のようにPCスキルもあまりない人間のところまで回ってこないんでしょうね。
 就労がぽっかりと空いてしまって困っていたとき、知人にアイリードスタッフを紹介されました。正直、まったく知らない派遣会社だったのですが、「とりあえず登録だけでもしておこう」と気軽な気持ちで訪問。そうしたら、数日後にはもうお仕事が決まってしまったんです。それも、誰もが知っている外資系外食企業の日本本社。大手人材派遣会社のときとは、紹介先も、そのスピードも、まったく違いました。これまであまり大切に扱われている感じがしていなかったので、本当にうれしかったです。
 就労先のセクションは法務部。仕事は事務職で、主に契約書等の書類のトラッキング、ファイリング、データ作成等ですが、社内やときには弁護士事務所との間を飛び回ったりしている毎日です。
 この部署で、派遣スタッフは私ひとり。他はみんな正社員なんですが、その方たちの間で「ビジネス実務法務」という資格を取得することが話題になったんですね。「愛ちゃんもやってみたら?」と言われ、その気になって私も3級にチャレンジ。短大は国文で法律系にはまったく疎かったのですが、頑張った結果、なんとか合格することができました。周りは“有名大学法学部卒”なんていう方ばかりの中で(もちろん皆さんが取得するのは1級2級ですが)「畑も違うのによくやったよ!」と褒めてもらいました。
 2級のラインはちょっと遠すぎるし、次は何を勉強しようと考えた私は、今TOEICに向けて猛勉強中です。短大時代、2カ月間だけカナダに語学留学したことがあるのですが、そのときは「やっと英語に耳が慣れた」程度で終わってしまいました。今は外資系の職場ということで、米国本社からお客様がいらしたとき、会食の場などでお話することがけっこうあるんですね。そんなとき、もっといっぱい話せたらいいな、というのが動機です。留学からけっこう時間が経ち、忘れてしまっていることも多いのですが、しばらく今の職場で頑張っていこうと考えていますので、できるだけいい点数が取れるよう努力することが現在の目標です。

(2008.6 インタビュー)